Spark Plug:クレイジーケンバンド

クレイジーケンバンド
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収録楽曲

  1. ドライヴ!ドライヴ!ドライヴ!
  2. 血の色のスパイダー
  3. ハートブレイク BBQ
  4. 龍鳳閣
  5. あせだく
  6. モータータウン・スイート
  7. というわけで
  8. あ、すいません。
  9. 2CV
  10. ごめんね坊や
  11. リトラクタブル
  12. サーフィン・ウィズ・チキンカリー
  13. 続・あ、すいません。
  14. もうねぇ
  15. 本牧は午前零時
  16. 踏切シャッフル
  17. あ、すいません。 <LP version>
  18. 世界、西原商会の世界!
  19. スパークだ!

初回盤DVD収録内容 OMAKE!!!DVD 海賊版!!!
箱根ヨコワケハンサムワールド・ダイジェスト

クレイジーケンバンド前作アルバム「FLYING SAUCER」から約1年4か月ぶりのオリジナルアルバムをリリー ス!!!「スパークだ!」(NHKみんなのうた2014年6月~7月)、「世界、西原商会の世界!」(西原商会社歌)、 「ドライヴ!ドライヴ!ドライヴ!」(テレビ東京系「ドラGO!」エンディングテーマ)をはじめ晩夏~秋にかけての ベストドライブアンセム!!!

ニューアルバム「Spark plug」の楽曲説明

1曲目「ドライヴ!ドライヴ!ドライヴ!」
パンチ!パンチ!パンチ!やら777やらイイネ!イイネ!イイネ!やら三つ続くものにぐっとくるんです。時間的にも、季節的にも、年齢的にも黄昏れてゆく、この感じってのはグッと 胸に迫るものがあるんですが、クルマって一秒の間にけっこう進んじゃうから、数秒前っていうとだいぶもう進んじゃってて戻れない。こうなったら過ぎたことよりも「数キロ先の自 分達に会いにいくぞ!」という曲です。

2曲目「血の色のスパイダー」
モロ僕の世代を表してるんですよ。大御所といわれるほどのベテランではないけど、若くもない、何かと伝説性の少ない世代。僕は1960年生まれなので、同年式の血の色のスパイダー に自分を重ねてみた。つぶしがきかない半端な世代ですが、人間だから恋とかすればね、高性能な気分にはなれる。自分を焚きつける、スパークさせるものがあればね。ちなみに血の 色とは赤。赤は赤でもイタリアンな赤。ロードスターもバルケッタもいいけど、この高速ボッサにはスパイダーって語感がいいっすねぇ。

3曲目「ハートブレイクBBQ」
モータウンのようなそうでもないような曲が出てきた。三崎のマグロ、城ヶ島の風情、ヨコスカン・アメリカンな質感、米軍住宅の庭ではバーベキュー。その背景に、自分から離れて いく女の感じがわかる、みたいな。そういう焦燥感と喪失感、オンナの計算高さなんかを表現してる。それでもまぁ、バーベキューが好きだから、肉はがっつり食うんだけど、どうも 気分が乗らない。そんなイヤなバーベキューの夕べですね。

4曲目「龍鳳閣」
西洋的目線の東洋的オーケストレーションの世界です、、、チャイナシャドウとかスージーウォンの世界とか、慕情とかね、そういうのがずうっと子どもの頃から僕のどこかにこびり ついちゃってる。なんかわからないけれど、龍鳳閣という文字がその感じにピタっと合致した。実在したレストランの店名ですが、店自体とは関係なく龍鳳閣っていう文字力にヤラ れて生まれた曲です。

5曲目「あせだく」
あせだくってのは真夏じゃなくても心が汗かくような甘い気分。たとえばクラス会で久しぶりに会ったらすっごい素敵で、セクシーで、超えてはいけない一線を・・・、二度目のクラス 会っていうのは二次会ぶっちぎって・・・ね。端から見ればるどこにでもいそうなありふれた恋人同士にしか見えないくらい馴染んでるが、実はW不倫だったりする、というモバイル 時代の世相を反映しての歌ですね。

6曲目「モータータウン・スイート」
アメリカでモータータウンっていったらデトロイトだけど、これを勝手に日本的解釈で、郊外のクルマ社会の街とその周辺の物語としました。チカーノ・ヒップホップのトラックでよく 使われるスウィート・ソウルやドゥワップと夕焼け感とパームツリー。あの感じを日本に置き換えるとこんな感じ。で、そんな高いような低いような表現しにくいハードルを設定したと ころで、16小節あけて、愛子ちゃんに「ここにちょっとつっこんで頂!」っていってね、そしたら何も詳しい説明なしにちゃんとフィーリング拾ってくれてね。ああ、わかってるなぁ、、 と思ったですね。

7曲目「というわけで」
無理矢理、流れを仕切るときにね、手を叩いて「ハイ!というわけでございましてね」ってやるでしょ。シフトチェンジのクラッチみたいなね。そんな言葉をね、ちょっとね、ビートをね、 アップテンポでね、ちょっと哀愁のあるコード進行にしてね。これは、僕には全く経験ないけど、クセのある女のハニートラップにヤラれちゃって前後左右わかんなくなっちゃうぐらいの 激しい恋愛をイメージして、それをSUPER HEAVYなFUNKで表現した歌です。

8曲目「あ、すいません」
今僕の中でしりとりがマイブームになってまして。渋滞中のひとりしりとり。それをみんなにやってもらいました。全員が集まるリハーサル日にメンバーに事情を話して録音しました。 あ、すいませんはがーちゃんの口癖ですね。バックトラックに使用してるのはいずれも「というわけで」です。その一個目。

9曲目「2CV」
これはフランスのシトロエンの2CV(ドゥ・シーヴォ)のイメージですね。「猫」に通じる哀愁のフレンチ感。男が助手席で、女が駅まで送るのですが、男の人はもう女の人を離れていっ ちゃうわけ。心の中で「行かないで!」って叫んでるんだけど言えない、みたいな。で、電車がわざわざ時刻表通りに来ちゃう。そういう悲恋、悲哀、悲劇。僕、暗い曲って凄い好きで ね、なんていうか、細胞が暴れてむしろ元気になっちゃう。明るい歌ばっかりやってるとスカスカになっちゃうけど、悲しい歌はガツンと来るでしょ。

10曲目「ごめんね坊や」
勝新太郎さんの名曲です。最初に聴いたときにゲンズブールのバッキングみたいな非常にフレンチな感じがした。とにかくもう勝新太郎さんのすべてが、もう、愛の塊のような、そこに 太陽があるように、月があるように、勝新太郎がそこにあって何かを照らしてる。この「ごめんね坊や」は、僕にとっての泣け歌でね、子どもの頃のあの時代の空気感そのものでね。 CKBでやるとしたらどう料理しようとか、そんなことよりもやらずにはいられなかったんですね。だから、これはちょっとワガママでやらしていただきました。

11曲目「リトラクタブル」
小野瀬雅生で御座います。リトラクタブル(・ヘッドライト)とは車体内部に格納出来るヘッドライトの事です。私は運転免許を持っておりませんが車は大好きです。70年代の所謂スーパー カーと呼ばれる、車高が低くて直線的なデザインの車にはリトラクタブル・ヘッドライトが多く採用されておりました。ヨーロッパの何処かの田舎道、夕暮れ時、地を這う影のように現れた 平たい車の鼻先のライトが開いて、すぅっと音もなく走り去ってゆく。そんな情景と共に心に忍び込んできた6拍子のギターリフ。そこにライトが点って6+7で13拍子の曲となりました。

12曲目「サーフィン・ウィズ・チキンカリー」
再び小野瀬雅生で御座います。2014年の夏は横浜市の商店街ナンバーワンカレーを決める「ガチカレー!」と共に記憶される事でしょう。私はそのイベントのゆるキャラをやっておりました が何か。73店舗を巡って73のカレーを戴きましたが夏は暑いしカレーはスパイシーでクラクラしちゃって出来もしないサーフィンをノッテケノッテケのテケテケ気分でこんな曲が召喚されま した。エイリアンとの関係性も取り沙汰されますがそこはサーフロックと云う事でひとつヨロシクお願い致します。

13曲目「続・あ、すいません」
二個目。

14曲目「もうねぇ」
「もうねぇ」ってのは、こう、良くも悪くも興奮したときに出ちゃう言葉ですね。とっくに忘れてた女を、思い出しちゃって、余計悔しいなって、それでもうねぇもうねぇもうねぇって、男泣 きするみたいな歌。SAM & DAVEみたいにね、テっちゃんと俺とふたりで歌ってます。男同志のアニマルな感じが出たかなと思います。泣き笑いの狂気の世界。

15曲目「本牧は午前零時」
浮かんだメロディーから午前零時の本牧を軸にいろんなイメージがコラージュ状に浮かんで来ましてね。あ、あのジム・ジャームッシュの「ナイト・オン・プラネット」って映画の、同じ時間 にワルシャワでは、ヘルシンキでは・・・というイメージ。あの通りだと長すぎるので、本牧やら香港やら台北やら基隆をピュンピュンと飛んでホイホイのホイなの。意味のない言葉でどれだ け人間は元気になるかっていうこと。「宇宙旅行の渡り鳥」並に相当に強烈に孤独な歌ですが、そのネガティヴなエネルギーたるや、その悲しみをはるかに超えたポジティヴパワーなんだよね。 ネガティヴを焼き尽くせ!焼き尽くすために、点火(スパーク)だ!

16曲目「踏切シャッフル」
小泉今日子さんと中井貴一さんのドラマ「続・最後から二番目の恋」の劇中歌「T字路」作った安心感で解放されてもう1曲江ノ電的な曲ができちゃいまいした。前から踏切シャッフルというの は曲はなんとなく青写真があって、カーンカーンカーンカーンカーンカーンカーンカーンってね、どっかで待ってる時にその踏切の音に合わせてリズムが浮かんだわけ。いつか形になるかなぁと 思ってたら、なんとなく中学ぐらいに作ってたメロディが浮かんだわけ。江ノ電に乗っていた頃の実際の思い出と、女の子へのラヴレターをリリックにして送ったという虚構、現実とファンタ ジーないまぜの曲ですね。

17曲目「あ、すいません LPヴァージョン」
三個目。

18曲目「世界、西原商会の世界」
これはね、社歌です。西原社長さんは非常に音楽的でクリエイティヴで、経営方針に関しても画期的な人ですが、その、”美味しさを届けようという、真心こめて”、というコンセプトにひどく共感 して、これはもうね。社歌というよりね、この感じをね、アルバムの中の1曲として成立させたい、という思いから、ひとつのポピュラーソングとして作ったわけです。音も「ニシハラショウカイ」 というこの和な響きをこのまま持ってきて、内容はもうほぼ社長のメッセージです。

19曲目「スパークだ!」
これはもう言うまでもなくスパークですね。シングルの「スパークだ!」はスパークで、アルバムは「よりスパークだ!」の世界で。街を散歩していてフッと懐かしさの中に包まれることがあるん ですが、そこで一瞬にして昭和にワープして、感謝とともに現代に意識を戻して、その感謝を燃料に氣持ちをスパークさせるというかね。ま、言葉で言うとそういう感じですけど、もっとサウダー ジというか、クオリアというか、なんとも言えないグッと来る感情の暴発でもあるんですよね。僕自身にとっても非常に大切な曲が出来ました。

引用元:https://www.crazykenband.com/

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