Black Heart Yokohama

柳ジョージ
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新史実歴史的大発見!1972年、成毛滋宅で行われた柳ジョージと、ムーのボーカリスト、関口敏朗とのセッション音源の、CDが発売されました。

「Black Heart Yokohama」柳ジョージ、関口敏朗 & 成毛滋(2020年10月21日発売)


柳ジョージ、関口敏朗、陳信輝らによるMOUE(ムー)は1966年結成、活動初期からソウル、R&Bをレパートリーとし横浜では知られた存在だった。ソウルフルなボーカリストとして名高い関口敏朗と、その後ボーカルに転向する柳ジョージが、成毛滋の演奏をバックに、R&Bなどのカバーを交互に歌ったものが収められているたいへん貴重な音源だ。

横浜・南太田の幼馴染、17歳の柳譲治と関口敏朗は初めてのバンド、フリーメンを結成、ジョン・レノンのリッケンバッカーにそっくりの(関口による)自家製ギターを弾くバンドとして地元で話題に。ビートルズ来日公演の1966年、横浜ではエディ藩のファナティックス、デイブ平尾のスフィンクスやグループ・アンド・アイ、竹村栄司、陳信輝、加部正義らのミッドナイト・エキスプレス・バンドなどがしのぎを削り、フリーメンは野木信一らを加えMOUE(ムー)に発展、ストーンズやスペンサー・デイヴィス・グループ、さらにオーティス・レディングなどのカバーを中心に活動、特にブルース・フィーリングでトップと言われた竹村栄司と並び、R&Bでは一番と関口のソウルフルで深く厚みのあるボーカルが評判を呼んだ。1967年、竹村のミッドナイト・エキスプレス・バンドはミッキー吉野が加わりベベズと改名。当時のライブ会場、関内の中川三郎ディスコテックで竹村と柳が出会い、ムーに陳が加入後、関口の脱退に替り竹村が参加、1968年、ベベズ(第2期)が再スタートしパワーハウスと改名(竹村栄司Vo、陳信輝G、柳譲治B、野木信一Ds)し1969年、東芝EMIより「ブルースの新星~パワー・ハウス」発売、日本初の本格的ブルース・バンドと、当時隆盛を誇ったゴールデン・カップスと並び評された。1970年パワーハウス解散により、柳譲治は(GSバンド、フィンガーズの)成毛滋、(渡辺貞夫カルテットの)角田ひろ(つのだ☆ひろ)とジプシー・アイズを結成し本格的にボーカル(とベース)を担当する。同年9月にゴールデン・カップスに加入、『ザ・フィフス・ジェネレーション』、『ライヴ!! ザ・ゴールデン・カップス』に参加、ジプシー・アイズは高中正義を加えフライド・エッグとなる。1972年、柳はゴールデン・カップス解散後、一時音楽から遠ざかるが同年10月に成毛と渡英、ハイドパークで見た霧雨が、1975年からスタートする柳ジョージ&レイニーウッドの由来である。本音源は、この時期、成毛滋は自宅スタジオでテスト録音やカラオケ、カー・ステレオのレコーディングを請け負っていて、ボーカリストとして柳ジョージと関口敏朗が起用され録音されたもの。ギター、ベース、キーボード、ドラムなど全ての演奏は成毛による多重録音、柳と関口はボーカルのみである。関口敏朗は、柳ジョージやエディ藩のソロ・アルバムにボーカリストとしてゲスト参加し、柳の自伝「敗者復活戦」では、大きな影響を与えた重要なキーパーソンであると記されている。

ソングリスト
1. Sunny
2. Kansas City ~ Hey Hey Hey
3. The Dock Of The Bay
4. Hey Jude
5. Satisfaction
6. Mary Jane
7. Ebb Tide
8. Only You
9. Unchain My Heart
10. Unchained Melody
11. Summertime
12. A Change Is Gonna Come
13. Bring It On Home To Me
14. Together Till The End Of Time
15. Mercy Mercy Mercy
16. Georgia On My Mind
17. Drown In My Own Tears
18. A Whiter Shade Of Pale
19. When A Man Loves A Woman
20. Cross Eyed Woman [DEMO] *Bonus Track
21. Hey Darling [DEMO Pt1,2] *Bonus Track

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