SWINGING YOKOHAMA ! ヨコハマ・ロック・リジェンド・シリーズ:前田健人

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2020年5月13日、横浜ロックの原点となる音源が奇跡的に発見され、CD化により発売!

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その「スウィンギング・ヨコハマ」というシリーズを企画してライナーも書かれている、前田健人さん。
今回、なぜ?今になって、昔の音源のCD化に至ったのか、発売に伴い前田健人さんに聞いてみました。

プロフィール:前田健人

・李世福さんの弟子であり側近、音楽ライター、音楽イベント企画、その他音楽関係色々。
・1984年、横浜生まれの横浜育ち。

音楽との出逢い

特別、幼少期から音楽で育った環境でもなく、中学生時代に英語の授業で、たまたまビートルズの「イエスタディ」を聞いた。そこで興味を持ったので帰宅して父親にビートルズの話をしたところ、映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』(後に邦題を「ハード・デイズ・ナイト」に改名)を見せてもらった。それをきっかけに、自分で洋楽のアルバムを購入するようになり洋楽にのめり込んで行った。また、ビートルズと同時期に日本で流行していたグループサウンズも好んで聞いていた。

横浜ロックとの出逢い

音楽が大好きで、よく通った横浜駅の中古レコード店「HOT VINYL(ホット・ヴァイナル)」の店員さんから、グループサウンズが好きなら、ザ・ゴールデン・カップスのDVD「ワンモアタイム」を見た方が良いと勧められ、DVDを貸してもらい自宅で観た。その内容に衝撃を受けた。こんな凄い日本ロックの原点が横浜にあったのか!自分は、横浜生まれ・横浜育ちでありながら、リバプール、ロンドン、ニューヨークにロックを求めていた。しかし、こんな身近にロックがあったことに驚いた。まさに灯台下暗しだった。それからというもの、DVD「ワンモアタイム」に出演しているミュージシャン勢、李世福、CHIBOW、中村裕介、柳ジョージなどのライブに足を運んだ。ライブ会場では自ら率先してミュージシャンから音楽についての話を聞いた。

今回のCD発売について

李世福さんの弟子であり側近でもあることから、昔から李世福さんのファンの方から、当時ライブハウスで録音した音源を聞かせてもらった。今の時代に改めて聞いても新鮮な音楽であり、こんなに凄い横浜ロックの音をみんなにも聞いてもらいたいと強く思った。大袈裟に思うかも知れないが、シカゴのブルース、ナッシュビルのカントリーミュージック、メンフィスのロックンロールと言われるように、日本では横浜のR&Bと言われても良いのだが、何故かクローズアップされていない。(博多のめんたいロックは、よく耳にするのだが)最近は、音楽も多様化され様々なジャンルの曲をネットからでも直ぐに聞ける環境になった。そのこと自体は良いと思うが、横浜ロックがその広い選択肢から埋もれてしまうのが非常に惜しいことである。これからも、音楽の選択肢のひとつとして残して行ければと思った。また、当時の洋楽ロックを日本に取り入れた時代の試行錯誤も、これから新しい音楽をやる人達の情報や知識として参考になれば幸いです。

※ちなみに「横浜ロック」で検索すると、ストリップ劇場が出て来るんですよ。(本当でした!)

SWINGING YOKOHAMAのネーミング

元々は、「Swinging London(スウィンギング・ロンドン)」と言う言葉があって、1960年代におけるファッション、音楽、映画、建築などにおけるロンドンのストリートカルチャーの意味です。「ビートルズ」、「ミニスカート」、「ツィギー(モデル)」、「マリー・クワント」など全般をまとめた総称なんですが、同じように、1960年代に横浜で発生したカルチャーの重要な要素のひとつとして横浜ロックがあります。戦後、フェンスの向こうのアメリカの例えのように、当時の横浜のストリートカルチャーを感じて頂ければ嬉しいと思いCDの題名の先頭に入れました。

今後の活動について

まずは、今回の「ヨコハマ・ロック・リジェンド・シリーズ」を第1弾、第2弾、と同時発売したので、まだまだ続きを考えています。同時に、横浜のミュージシャンから聞いた当時の音楽に対するインタビュー等を本にまとめようと思います。それも、現在出回っている内容ではなく、本人しか知らないエピソードや今だから言える話などを交えて、当時の記録よりかは、当時を体験してない自分から見た、素直な直感に近い思いを表現したいと思っています。また、音楽イベントやライナー等の音楽に対する様々なことをやって行きたいです。横浜ロックの発掘です!

以上、前田健人さんでした。

なんと、1984年生まれ!35歳です。もちろん、1960年代の横浜ロックはリアル体験していません。私の印象では、当時を経験した人は、悪い意味ではなく話を盛ったり美化しがちです。逆に、リアル体験していないのに、当時の音源をCD化する企画までしてしまう、虜にしてしまう「横浜ロック」。過去の音楽として埋もれさせるには非常に勿体ないのは私も同感です。

CDには、当サイト「本牧グラフィティ」も引用のお礼として掲載して頂きました。

今後も特に本牧関連で参考になる事があれば、是非とも協力させて頂きます。

前田健人さんの今後のご活躍を期待します。ありがとうございました。

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コメント

  1. しのぶさん!コメントありがとうございます。
    日本のロック発祥には、諸説ありますが本牧は、アメリカ軍の接収があり東京よりも早く基地から音楽が来ていました。当時の横浜ロックを創造したビックミュージシャンのライブ音源が聞けますよ。

  2. しのぶ より:

    横浜ロックの魅力が伝わって来ますねw

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